最近ergのこと書いてなかったなあって
この記事は
WORDIAN Advent Calendar 2017 - Adventar の19日目の記事です。
今日はポエムでお送りします。
前置き
美少女ゲームが好きです。 進路決めたときも理由の半分くらいに美少女ゲームのことが頭にあったと思います。情報系は美少女ゲームのプラットフォームであるPCを扱う職業だからです。
「性的搾取」とか「表現の自由」とか昨今は(以前からですが)ありますね。
ところで僕、「装甲悪鬼村正」が好きでですね。どのルートも好きなんですが、英雄篇は最初にやったこともあって特に印象的です。
正義を為すことは罪悪である これは避けられぬ理。 潔白にて正義を達する道は無い 邪悪の討滅は、正義がその正義を捨て去ることによってのみ成される 善悪相殺 善と悪は刺し違えて、共に滅ぶもの
まあ、引用してみただけです。ここだけ、今、取り出すとどう解釈されるのか。言葉の応酬というものは所詮ゲームですから、コンテキスト無く語ることはナンセンスで、また元のコンテキストから離れてその言葉を用いるのもまたアレです。
自分のコンテキストすら把握するのは困難であるのに、況んや他者の、他国の、他文化の、他世界のコンテキストをや。碇ゲンドウ君も人と人は分かり合えないと言っていた気もします。
それでも世界は自分だけではないのですから、相互理解の努力を欠かす訳にはいかないのです。
嘘を吐きました。世界はあなた一人、僕一人ではありませんが、世界は自分だけです。自分以外をどう世界に取り込むかは恐らく自由ですが、世界はどこまでも自分の色に染まっています。この辺りの取り扱いを間違えると、悲惨ですね。「相互理解」という名の押し付け合いには気を付けましょう。
本題
最近はようやくというべきか、Android対応のえっちげーなどが出始めました。コンシューマー版タイトルも含めて。 AUGUSTの「千の刃濤、桃花染の皇姫」や、OVERDRIVEの「キラ☆キラ」「DEARDROPS」などが出ていることを考えると、BURIKOエンジンがコンバートしやすい環境があるんでしょうか。いや、各社の根性な気もします。 吉里吉里Android版の開発の話*1もありましたし、「PCでプレイするゲーム」というハードルを取り払う話みたいなのはありますね。
非Windowsという話では、ブラウザを利用した、ティラノスクリプトやアルマイトJSといった手段も出ていますが、爆発的に流行ったりは今のところしていないので、制約がどこかにあるのでしょう。ちゃんと調べなきゃいけないかもですね。でも、ブラウザ環境(もしくは疑似ブラウザ環境)で動くという方向性は希望が結構あるんじゃないかと思います。
Ren'pyは僕のウォッチしてた頃はPython2環境が必要みたいな状況でした。
で
現行のゲームってエンジンとUIとスクリプトが不可分で配布(販売)されている感じがありますよね。中身が1つにパッキングされているという訳ではなく、販売形態として。 WindowsPCが今まではスーファミとかPS本体みたいな扱いだったわけですが、ロスが大きいのではという素人考えがあります。JVMとかみたいに1つレイヤを敷いて、その上で動くようにしたいのです。DirectX9.0cがそれという説もありますが、もっとプラットフォームを拡大した際の話として。
その際にUnityやブラウザ環境というのが現行では良さそうという感じがあります。各種スクリプトエンジン毎の特徴や書き易さもありますから、例えば「ERGフリーク」のような状態のものがあれば最高やという気持ちです。 各社そうなろうと努力しているんだろうなとぼんやり思う訳ですが。
ブラウザ環境で単純に動くというだけだと、ラノゲツクールとかになってしまいそうですが*2、提供したいのは「基盤」なんですよね。JS以外の何らかの改造を加えた「ブラウザ環境を基にした何か」。
「ERGフリーク」、他にも利点は多分あって。「DMMブックス」というアプリがあります。DMM(R).comの電子書籍を読むのに使えます。これはGooglePlayで配布ができるんですね。で、R18のコンテンツもDMMのアカウントと紐付いたこのアプリで読めるんですよ。AppleStoreやGooglePlayといった、えっちげーとポリシーの相性が悪い場所でもこれは配布できる。中身に興味を持ってもらうための最初の一歩として、これは大きいのではないかと思います。一般ゲーにも利用できるでしょうし、これを規制するのであれば「包丁は殺人に使えるから禁止」みたいな論法がまかり通るような状態なので世界は末期です。「生殖器はレイプに使えるので禁止」とかいう世界観、1本いずれ書いてみたいですね。
後書き
↑の、できるなら自分で作ってみたいし、誰が作ってもそれはそれでOKという気持ちなので、忘れずにいたいですね。
以上、ポエムでした。