2022年末のオーディオ環境
このブログの最後の記事が2021年の音楽環境の話だったので、今どうなっているかの話。
この記事はWORDIAN ADVENT CALENDAR 2022 23日目の記事です。
別のアドカレが終わってないんだが。
DAP
去年DX160 ver.2020買ったって書いていたじゃないですか。 DX170買いました。
DX160(ver.2020) からDX170ということで、diffで示すのが良いのかな。
製品サイクル的に長期のセキュリティ保証が厳しいインターネット接続端末に対する解のうち、最も簡単なものは製品サイクルに従って買い換えるです。 ということで、Androidのバージョン。これが8.1から11になりました。他の中華DAPが10だったりする中、11です。これは嬉しい。 より高級なDAPにしたからといってセキュリティ周りのサポートが良くなるわけでないのがDAP業界。メーカーはAndroidにカスタムを施していることを喧伝するが、カスタムによってどうにもならなくなったOSと心中したくはないんだけどなあ。
BlueToothについて。DX160 ver. 2020のBTは貧弱で、街中で割と頻繁に不安定になっていた箇所の改善を期待していたのだけれど、不安定さはDX170でもあまり変化無し。
全体的な動作が改善しています。DX160 ver 2020はモッサリ感があってエントリーモデルっぽさを感じていたんですが、DX170では体感的にはかなりキビキビ動きます。他の方のDX170レビューを見たりするとモッサリしているという感想が結構ありますが、DX160と比べるとかなり応答性は上がっていると感じます。
UIについて。上部をスワイプすると出てくる簡易メニューの表示がちょっと変わりました。
- ゲインのHIGH/LOW切り換えが表示されるようになりました。いや、前からあったような気もしてきた。
- デジタルフィルターの表示が「D1」「D2」「D3」「D4」「D5」に変わりました。これは「Fast Roll Off」「Short Delay Slow Roll Off」「Short Delay Fast Roll Off」「Slow Roll Off」「NOS」だったもので、Mango Playerだとそちらの名前で表示されます。メニュー項目数が増えたことによる変更かな、なんて思っていますが、これは数字じゃよく分からんので止めてほしい。
物理的には電源ボタンがボリュームノブの押し込みに変更になりました。DX160 ver.2020の電源ボタンは微妙に固くてストレスになっていたので改善点だと思います。
個体差かもしれないけれど、以前はCOAXIALの接続位置が完全に押し込むとずれていて微妙だったのが今回は大丈夫になっていた。
DAC+アンプ
以前、というかつい先日まではDENON PMA-60を使っていた。これはデザインも可愛くて使い勝手も良いものなのだけれど、一体でDACからスピーカー出力までいってしまうので、ゴチャゴチャ経路を入れ換えて游ぶなどの使い方には向かなかった。プリアウトが出ていれば続投も考えられたけれど、サブウーファー用の口しか無いのだった。 つまり「そろそろ何か買い換えたい」という欲求が先に来ていたわけです。消費時代が全部悪い。
合わせるスピーカーは暫定でDALI SPEKTOR1。暫定というのは自作フルレンジに変更予定があるので。
鳴らす部屋は8畳無い程度なので、めちゃくちゃ高出力である必要はありません。まあそれはそれとしてデカいスピーカーからデカい音(Not Equal 大音量)が聴きたくて自作するんですが。
扨、気になっていたアンプがあります。その名はFOSTEX AP-25。
何故気になったのかといえば、スピーカー自作のために漁っていたら紹介記事を目にしたから。
ブログ記事による宣伝にそれなりに弱いことがバレてしまいました。特に気になったのは次の箇所です。
- 使い方として、「デュアルモノラルアンプ」としても動作が可能であり、フルレンジ左右を1つずつ使って鳴らすというもの
- バナナプラグ対応の出力口
しかしいざ買い換えとなると躊躇するもの。 悶々と過ごすある日。整体の兄ちゃんとの会話。
「ヨドバシのポイントそれなりに溜まってて。リリースガンか低周波治療器でも買おうかなって思うんですけどいいのありますかねえ」
「あー、どうなんですかねえ」
「スピーカー作る弾みにするために、アンプ買っちゃうのも良いかも、なんて思ったりもするんですけれど」
「!それいいじゃないですか! 興味あるんで出来たら見せてください!」
そんな勢いでポチッとな。なお、ポイント適用は忘れていた。
AP-25はRCA入力でスピーカー出力。前段は基本的にRCAで吐く必要があります。DACを手配しなければなりません。
AP-25だってオーディオ的には安いモデルといってもまあまあのお値段。将来的なグレードアップはあるにしても、「現在の用途をカバー可能でそれなりに安価」を探していました。 AP-25に目を向けたのが6月頃。で、今年9月に出たNFJ DAC-X6J+、そして10月にDAC-X6J+W。DAC-X6J+WはNFJ DAC-X6J+の入力に加えBlueTooth 5.0に対応しています。コレだよコレ。現代っ子なので、BTは無いとちょっとずつストレスが溜まるので決め手でした。ここを気にしなければもうちょい頑張ってToppingとかにしてたかも。
そんなワケでコイズミ無線の店舗にてDAC-X6J+WとDCアダプタ12Vを購入。 以前にサブバッフル板とか鬼爪ナット買ったりしてます。
そしてヨドバシポイントを使い電源タップ購入。PMA-60は1機だったので何も考えずAV機器全部同じ電源タップから取っていたのだけれど、オーディオ周りの要電源機材が増えるので。
my new gear... pic.twitter.com/wVZWNxioOw
— ひだるま@改稿中 (@hid_alma1026) 2022年12月18日
ということでね。
新システム(仮) pic.twitter.com/q4w0b1jmO1
— ひだるま@改稿中 (@hid_alma1026) 2022年12月19日
一番上の火が入っていない真空管のやつはStereo Mookの真空管グラフィックイコライザーですね。2022年8月にリバイバル付録になっていたらしいのは知らなかった。可愛い真空管と可愛いグライコが一緒になって可愛くないわけがないんですね。24V喰うところはあまり可愛くないですが。
24VのDCはコイズミ無線で購入しました。ということでね(2)。
はい可愛い pic.twitter.com/04cf5Ayrbb
— ひだるま@改稿中 (@hid_alma1026) 2022年12月22日
はい可愛い。
さて、現在の不便な箇所としては、次の箇所があります。
- PMA-60のときはリモコンで行えた入力切り換えが物理スイッチオンリーになった
- 物理スイッチを押すと機材が奥に後退する
- 電源ONOFFをする機材が増えた
- DAC側の音量調整があるの面倒くさい
まあ、分かっていたことではあるので許容範囲でしょう。
音についてのレビューが求められているところだとは思うんですが、今回変数(新調機材)が多すぎてそれぞれの機器の特徴みたいなのは語りにくいんですよね。 先ず、DAC-X6J+W。思っていたよりもちゃんと音出しているな、とは感じます。192kHzの音源とか持っていないんで、その辺りはアレですが。同じ音源をBT経由で聴いたときとCOAXIAL経由で聴いたときなんかは、元音源の音質が反映されたなりに細かく再生できていると思います。並べて聴かないと分からない耳ですが。
そしてAP-25。徐々にボリュームノブを捻って上げていくときに「あ、これはイケるな」という感覚がありました。何がイケるのかは分かっていませんが。
2つを合わせて幾つかの入力を切り換えたときに感じたのは「Optical経由で出しているYouTubeの音源、音圧が耳にキツい」でした。 そんなワケで真空管グライコをDACとAP-25間に配置しました。フラットな位置だと経由分出力が下がるので、DAC-X6J+Wの出力をMAXにしてAP-25もちょっと上げます。 グライコで+へ振るのは真空管の歪みが心地良い範囲を超えがちになるので、やらない方が良いと思います。
そんな感じで調っちまったなあ。自作スピーカを鳴らすための準備が。……作らなきゃ……。