自己顕示欲の開放治療所

erg, programming and something.

別名:Laughing and Grief 雑記

Latin and Greekは習ったこともない

真面目な記事の他、特定の方には不快と思われる事柄に関して言及を行うことがあります。ちょっと頑張りますが、Blog内で解決できなかった場合要望があれば別ページに技術記事は書き直します

骨伝導で聴くサウンドトラックっていいよね

技術記事をそろそろと言ったな。あれは嘘だ。 先に書いたSphinx縦書き拡張はnested_parse、つまりディレクティブ内でさらにパースさせる関数のところで止まってます。paragraphクラスを単純にstr()してもダメなんですよ。

そういうわけでお茶濁し記事です。いわゆるHentaiなアダルトゲームの多くは絵とテキストだけでなく音楽が場面に併せて流れます*1。特に楽しんだゲームなんかはそのシーンのBGMを聴いただけで情景が呼び起こされたり自然に涙が流れるなんてこともあります。

そう、BGM。僕らの日常生活って常に音楽が流れているわけではないですよね? 全てが音楽だ、なんて言う方もいるでしょうし、どこからかその音を想像される方もいるかもしれませんが、僕は聴きたい音楽を聴きたいのです。

なんてことはない、「イヤホンでもヘッドホンでも装着して聴けばいいじゃないか」違うよ、全然違う。僕は BackGroundMusic が聴きたいんですよ。足音や話し声、鳥の囀り、そんなものを感じながら音楽を聴きたいんです。だってその方がリアリティ*2があるじゃないですか。そんなときに見つけたのがこちら

ゴールデンダンス Golden dance AQUA 骨伝導ヘッドホン

ゴールデンダンス Golden dance AQUA 骨伝導ヘッドホン

になります(アフィ顔)。 かなり前のTu-KaのCMを覚えていますでしょうか。「聞こえる?」「うん、聞こえるー」のアレです。子供ながらに浪漫を刺激されました。今使っている京セラのTORQUEにも「スマートソニック」などという名前で似た機能が入っています。でも音楽を聴くための用途としてこの骨伝導製品を作っているメーカーはほとんどないようです。ヘッドセット用途ではもう少し製品の幅がありました。確かに、音楽を聴く目的なのにわざわざ外界の音で邪魔できる作りのヘッドホンがメジャーになれるわけがないんですよ。需要がないわけではないので、骨伝導方式の他にも外部の音を取り込む穴のついたイヤフォンといったタイプもありました。 その点ヘッドセット用途としては活用の幅がありますから、もう少し数があるようです。グレード的には上の製品が中間くらいで、これ以上の性能になると20k円ほど価格が跳ね上がります。TEACのコレ

【国内正規品】TEAC HP-F200 骨伝導オーバーヘッドヘッドホン FillTune

【国内正規品】TEAC HP-F200 骨伝導オーバーヘッドヘッドホン FillTune

ですね。今はこっちを買っておけばよかったと後悔しきりだったりします。

ともあれ、使い心地の話に移りましょう。まず、「ランニングのお供に」みたいな用途をお考えの皆さん、多分止めた方が良いかと思います。装着は両端の部分を耳の横あたりにつける形になります。んで、耳の穴に装着はしないので、確かに周囲の音はばっちり聞こえます。が、 ズレます 。徒歩に近い揺れなら問題ありませんが、全くぶれずに走る訓練を行った人間でもなければしっかり音の聴こえる位置からヘッドホンがすぐにずれていくでしょう。

電車内、車の中はどうでしょうか。車の運転席はさすがに危険度を考えると試すのも論外ですので、他の座席という前提です。結果は

  • 新幹線:△
  • 電車: △-
  • バス:△
  • 車: △

でした。 先に注意しておくポイントですが、骨伝導だからといって骨にくっつけないと音が伝わらないというわけではなかったということです*3。電車の走行音って結構大きいんだなって思いました。どれに関しても「聴けなくはないが、これ以上音を上げると周囲に聞こえる*4」レベルで、慣れるまでは使いづらいです。ちなみに慣れてくると、「ヘッドフォンからの音と周囲の環境音を脳内で分離するスキル」が身につきます。疲れるのがやたら早く感じますが、そこそこ音楽が聴こえて、駅名のアナウンスなどもしっかり聞けるのでアリといえばアリかなという感じ。

肝心なのは徒歩です。下の感じになりました。

  • 人ごみ:×
  • それ以外:○

というわけで、目的達成。ほら、普段の道を歩きながら、まるでかわいい女の子と一緒に歩いているかのような音楽が流れます。あっ待って、戦闘BGMにしちゃだめです。現代日本なのにサツバツ!しちゃう。ピンクBGM*5流されても公道で発情するわけにはいかないんですってば。

友人と雑談しながらコーディングしているときなんかにもおススメですね。半プライベートくらいの静かさ、外部音情報の場所で活躍します。

注意事項がもう二つ。 このヘッドフォン、出力がめっちゃ低いです。普通のミュージックプレーヤーだと最大音量にしても小さい音しか感じられません*6。別にヘッドフォンアンプを繋ぐといいでしょう。携帯性は下がるので難しいところですが。……はい、今「普通の」と言いました。単体でパッシブスピーカーにまともな音量を出させられるプレーヤーなら全く問題ありません。僕が使用しているのは

iBasso Audio Reference High Definition ポータブル ミュージックプレーヤー HDP-R10

iBasso Audio Reference High Definition ポータブル ミュージックプレーヤー HDP-R10

これです。正直、このヘッドフォンだと釣りあいがとれてなさすぎて怖い人たちに刺されるレベル。普段はもっとまともなヘッドフォンで聴いていますよ?

そして注意事項というかなんというか、 脆い 。とにかく脆い。スポーツ用途でおススメできないのはどっちかといえばこっちの要素が大きいです。まあ、価格分くらいは楽しんだ気がするのであまり強くは言いたくないのですが。雑な人間には向かないんですが、雑じゃない人間は多分音質に満足できないんじゃないかなあ。

結論

将来的な聖地巡礼としてはGoogleGlass+骨伝導ヘッドフォンで聖地巡礼とかしたら楽しそう。

*1:……普通のゲームでもそうですね

*2:「空想と現実の区別が~」みたいな話ではなく、共感のための必要情報として

*3:骨伝導にもいくつか方式があるようなので、「今回僕が購入した製品では」という但し書きが必要ですが

*4:そしてそのぐらいになると、たまにヘッドフォンの接触部が不快に感じるレベルに振動します

*5:「しゃららららら~えくすた(」

*6:耳を塞ぐとよく聴こえる。本末転倒すぎる